モバイルバッテリーでデジタル回路を動かした話
初めまして、さりえりです。そこらにいる高専生です。いつもは音ゲーとか音ゲーとか音ゲーとか...。ブログを書くのは初めてなので、ちょっと緊張してたりします。
0. はじめに
さて、今回は題名にある通り、モバイルバッテリーでデジタル回路を動かしてみたというお話です。実験で使う電源装置が学校にしかなく、家で回路動かせるようにしてえ~ってなったわけですよ。動かすのに何が必要だったかというと、ざっくりですが
- 5Vの直流電源
- 回路
どうやって5Vの電源を用意しよう...?
まず考えてみたのが、乾電池を使う方法。確か乾電池は1つで1.5Vだから、それを3つ直列でつないだら4.5Vかー。うーん。
「多分動くには動くんだけど、どうせなら5Vぴったりで簡単に用意できるものでやりたいなあ。乾電池を使おうとしたら電池ボックスとか、テープとかで固定しないといけなさそうだし...」
というわけで保留にしました。
じゃあどうしようかなあって考えながら、調べたりTwitterで聞いたりしていたら、あるツイートが目に。
USB...?
なんでUSBなんだろう、と思って調べたら、
USBは、基本的には信号ケーブルとして設計されている。その一方で実際的な利便性にも配慮し、小電力のデバイスについては、接続される周辺機器の駆動用の電源をUSBケーブルで供給するバスパワード(「バスパワー」と省略されることが多い)による駆動にも対応している。供給電圧は5 V (±10%)、電流はローパワーデバイスは100 mA(USB 3.xは150 mA)、ハイパワーデバイス最大は500 mA (USB 2.0)・900 mA (USB 3.0) まで[25]とされている。
(Wikipediaより引用)
へえ、知らなかった。USBで電源供給できるのはわかるけど、5Vだったとは...
ということで、この方法で電源をとることに。
1. 本当に5Vなの?
とりあえずUSBで供給される電源の電圧が本当に5Vなのか、という確認から。
これで5Vじゃなかったら困るし...
で、USBの端子に直接テスターの棒をぶっこんで電圧を確かめようとしたんですよ。
テスターの棒が入らねぇ...
(写真は撮ってなかったのでありません)
マジか...
これはUSBケーブル切って銅線むき出しにして計測するしかないか?
というわけで買ってきました。
100均にあったUSB A-Micro B。多分よく置いているやつ。ついでに、家にニッパーもなかったので買ってきました。
これをニッパーで剥きます。
「...あれ?剥けないぞ...?」
ケーブルの被膜にはただ傷が入るだけ。しばらくやっていたら、中の銅線が少しづつ見えてきた。ここまできたら引っ張ったら剥けるだろ!と思って引っ張るも、剥ける気配がない。
結局、ある程度力を込めてニッパーを押し込んでいたら剥けました。入れる力の問題なのかなあ...
剥いてみるとそこには4本の線が。調べると赤が5V、黒がGND、残る白と緑が通信用の線とのこと。
というわけで、赤と黒の線も剥きます。残りの白と緑は使わないから切ろうかなーって思ったけど一旦放置。
(実はここで5Vと通信用の線を間違えて後でグダった。)
ここで、今回使うモバイルバッテリーの登場。
出力が5Vであるとの表示が裏面に記載されていました。
で、さっきぶった切ったUSBケーブルとモバイルバッテリーをつないで、テスターで計測します。
5.12V!!
これはいけるぞいけるぞいけるぞいけるぞいけるぞ
2. 実際にやってみた
ここまできたらもう回路につなぐだけ!...だと思っていたけど、モバイルバッテリーからひいてきた線をどう回路につなごうか迷う。結局、とりあえず何も噛まさず直接つなぐことに。
で、モバイルバッテリーと回路の結線ができました。
スイッチON!!!
つきました!!!!!
回路の動作も確認しましたが、不具合なく動きました。
これで家でも回路が動かせる!!!!!!
3. 最後に
市販のものを分解したりするのは初めてで、ちゃんと動作するか不安でしたが無事動いてほっとしてます。(まあやったのは線をむいて回路につないだだけ だけど)
USBの電源が5Vなのは初耳だったし、調べるときに知らないUSBの端子とかも知れてよかったなーって感じです。ほかにもこういう知識を身につけていきたいなあ。
てなわけで、おわり。